火鉢通信 6
■ふろふき大根


火鉢の下に敷いて有るのはアフガン絨毯
その下には中国ウール緞通 
襖紙はもちろん葛布
妻の実家から炭と大根を送ってきた。
早速 ふろふき大根を作る。
面取りしたときでる大根の切れ端は
細かく切って塩もみ、鰹節と海苔を掛けてちょっとした一品になる。
 炭が良い為火力が強く、鍋も沸騰する。居間に置いてあつあつを食す。
 庭にある柚子を取ってきて、皮をおろし金で細かくし、柚子味噌を造る。
大根にかければ料亭の味だ。



火鉢通信 5

■火鉢を巡る諸問題

ひょんなことから火鉢が私達夫婦の趣味となった。
昨年までは私の道楽としてしか見ていなかった火鉢を,妻が使い始めたのだ。
 環境問題に関心がある妻が、かねてから化石燃料の使用に疑問を持っていた。
そこで木炭はどうかと私が提案したのに 乗ってきたのだった。

 まずは灰を作るところから。
剪定した庭木をそのままにしていたのだが それを燃やして灰を作る。
ドラム缶の中で一日焼いた。火がもったいないので焼き芋も作った。
おいしかった。
 夜になり、火の用心の為にドラム缶に蓋をした。翌日太い木が燃え残って木炭になっていた。
灰は漉して火鉢に入れ、木炭は火消し壺へ。その後火鉢の炭として使った。
もちろん質は良くないので煙が出たりするのだが、木炭が出来ると言うことは発見だった。
真冬の朝の台所、灯油ストーブになれていた身体は、火鉢だけでは寒かったが、次第になれてきた。
お湯を沸かすと暖かく感じることも判った。
 昨夜の残り火がかすかに部屋を暖めてくれていたことも感じ取れた。
居間は電気こたつに火鉢一つで十分である。お湯を沸かす。熱燗をつける。酒のつまみを焼く。餅を焼く。 灯油ストーブでは出来なかったことが火鉢ではできる。居間も楽しい場所となった。
 子供達も炭を吹いてくれる。火鉢に親しんで来た。

我が家の今までのエネルギー事情
暖房:灯油ストーブ エアコン(ほとんど使わない)電気こたつ
台所:ガスコンロ 電気炊飯器 電気トースター 電気オーブン
風呂:灯油バーナー
照明:電気

「この家はたくさん灯油使う家だね」 と今まで云われていたが、火鉢を使うことによってストーブの灯油使用量がずいぶん減ってきた。
しかし、ガス、電気の使用量は余り変化ないようだ。
エネルギーの多様化は前進したようだ。

庭木の剪定  焼却による木炭の生産 灰の生産 煙による庭木の消毒 灰の肥料化
火鉢 木炭の利用 灰の利用 
木炭の生産拡大 里山の保護 間伐材の利用 山村の産業振興 再生産可能な燃料
火鉢の利用 暖房 調理 調湿 癒し 健康? 
化石燃料の依存度低下

火鉢を使うことによって今まで何の関係無いものと思われていた物がつながってきたような気がする。面白いことである。



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