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メルマガ葛布通信12月31日号

2003年もあと6時間足らずのこのとき メルマガを書いています。
仕事納めは26日でした。27日には 伝統工芸展の入選作品を見に二人で出かけました。池袋の雑踏の中 場所を見つけるのも一苦労。 
そういえば二年前ここの東武デパートで展示会をしたことをようやく思い出しました。 作品の前で記念写真を撮りました。
■お餅つき
 30日には何と 餅つきをおこないました。もちろん我が家では初めてです。
今年 石臼をもらってきたので 機械に頼ることなく自分たちで搗いて見たいと思っていたのでした。近所のお友達 杉浦さんも珍しいのか 参加してくれました。
 蒸籠ももらってあったのですが、餅米の蒸し加減がわからないので、そこは餅つき器に蒸してもらいました。石臼に蒸し上がった餅米をいれて 怖々 餅つきです。
最初は杵で捏ねてまとまったら 杵を高々と持ち上げて餅つきを
はじめました。 子供達3人にその友だち、助っ人の杉浦さんに私達夫婦で
替わりばんこに搗いてみました。 とても面白い。子供達も一生懸命搗いてくれました。2升の餅米を搗くのに20分ぐらいだったでしょうか。
 搗き上がった餅は 粘りがあって、とても美味しい。 機械搗きとはかなり違います。 これからは毎年 餅つきが恒例の行事になりそうです。

工房天衣臺も掃き清め 神棚に新しいお札を入れ、お餅を供えて来ました。
来年はどんな年になるのでしょうか? 
 皆様も良いお年をお迎え下さい!

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メルマガ葛布通信 12月24日号
メリークリスマス 
今夜はクリスマスイブ。家族ですごすもヨシ。恋人同士見つめ合うのもヨシ。
一人機に向かうのも良いではないか・・・
 クリスマス おめでとうございます。世界が平和でありますように 祈ります。
■全国伝統的工芸品公募展 入選
12月18日〜28日まで 全国伝統的工芸品公募展が開かれていますが 大井川葛布では2点 帯地を出展
両方とも入選いたしました。お近くの方 どうぞお出かけ下さい。
 「満天」は銀河の星の流れをイメージしたもの。
 「瀾」(らん)は深海をイメージした布です。
東京都豊島区池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル 全国伝統工芸品センター 11:00〜19:00

■羽織り紐
 最近 紐を作ることが多くなってきました。 それは 葛布の質感に合う紐が少ないから。
前のメルマガでも書きましたが、組み紐制作器を借りに浜松工業試験場に行ったこともありました。
やはり良い糸で作る紐は良いです。先日ロープメーカーを購入。注文があった紐(葛布ではない、とほほ・・・)
を作りました。 タッサーシルクの糸を玉ねぎで染めた物を使ったらなかなかの出来。
 ついでに私の羽織り紐も作ってしまいました。最近紺の大島紬のアンサンブルを作ったのでその羽織り紐にするつもりです。羽織り紐の中央にお経本のミニチュアをアクセントにぶら下げます。
 さて、大島紬 もちろん奄美大島で作られる物が最高ですが 他の所でも大島紬を作っているですね。
本場大島紬は 紬とは名ばかり 糸は全て正絹生糸を使っています。(21中8本片 168デニール)
とても素晴らしい光沢ですが 高くて手も出ません。
妻は少し前 村山大島 の反物を手に入れて来ました。これも生糸のようですね。
私の大島紬は どうも西陣で織られた様で、糸は紬糸 つまり真綿から紡ぎだした糸で織ってある物です。
こちらの方が本当の紬 と云っても 負け犬の遠吠え。価格は本場物の1/10。糸は太いし、素人目でも
差が歴然としてしまいます。  云ってみれば「大島紬」風 ですね。でも大変気に入っています。
羽織り裏は登り龍で決めてみました。 これが高かった。
機会がありましたら お見せしましょう。ついでに襦袢も龍の模様。雲に乗って飛んでいきそう!!
・・とはいきません。もう少し痩せねば。   でも矯正しなくてもよいのが太ったわたしの取り柄。
本当に着物体型なのです。
 最近は着物ブーム 男もどんどん着物を着て欲しいと思います。

■紬の基礎知識:
 絹は蚕が作る繭から糸を取り出します。長さが1.5kmちかくの一本の糸(つなぎ目のない)が取り出せます。
これが生糸 これで織った物を正絹といいます。さて、何らかのトラブルで繭から一本の糸が取り出せない場合、繭を薄く延ばして真綿にします。それから糸を取り出したのが紬糸 汚れた真綿や副蚕糸を細かく切り、コットンのように紡いだ物を絹紡糸(けんぼうし)といいます。
 だから原料の成り立ちから紬の着物は正絹の着物より格が低いとされるのです。
しかし最近の紬は経糸に生糸を使ったりより高級品になっています。また結城紬など正絹より高いのです。
大島紬は昔は紬糸を使っていましたが現在は生糸を使っています。 紬糸つかっていないのに「大島紬」とは
紛らわしいのですが いわゆる慣習でいっているようですね。
 絹の専門家ではないので 細部の表現に過ちがあるかも知れません。ご了解下さい

今年もあと一週間 皆様お忙しい日々を送っていることでしょう。
葛布通信 今年中にもう一度発行する予定です。お待ち下さい。
メリークリスマス!!



メルマガ葛布通信12月8日号

■テレビ出演
12月8日 静岡第一テレビ 16:49より 大井川葛布天衣臺の様子が放映されます
お時間の有る方はご覧下さい。

メルマガ葛通信2003年11月20日号
■お詫び
 先回の葛布通信 1.送信ミス 2.添付ファイルが大きすぎ の二つのミスが重なったことお詫び申し上げます。
まだまだ、ネットの達人にはほど遠いようで 反省すること仕切です。
 ごめんなさい。
■展示会のご案内
本年度最後の展示会のお知らせをいたします
11月26日から12月2日 静岡松坂屋の北館5階 カトレアサロンにて 家具、クラフトなどと一緒に展示会をおこないます。
 静岡駅のすぐ北ですので交通の便も良いです。
良子が作った帯地 「満天」 「 瀾 」
私が織った名古屋帯「緻 」を展示します。
 また、今年7月の「織成賞」入選作 「潮瀬」は地元静岡では初展示となります。
私か良子が詰めている予定です。
今年は地元の開催が少なかったので かなり気合いを入れております。
どうぞお越し下さい。

■お褒めの言葉
 先回サラブレッド??なんぞと 言っておりましたら 「その通り!!」とお褒めの言葉をいただきました。が、私 駄馬は承知しているつもりであります。
 が、駄馬の道もあるのではないか?  とは模索しています。
そんな時に強い味方が民芸の柳宗悦先生 「美の法門」 を読むと駄馬でもひたすら織り続ければよいものが出来るかも知れないと思ってしまう。
 むしろ 才能は良子の方があるようで 最近の作品でも 「鳥肌もの」が時折出来上がります。
(鳥肌が立つとは本来 嫌悪する場合に使うが、最近はゾクゾクするような素晴らしいものに出会ったときも言うようになりました。)
 メルマガ葛布通信
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発行 大井川葛布 村井龍彦


メルマガ葛布通信 2003年11月7日号
■セシリアさんの展示会
スウェーデン人のセシリアさんから久しぶりに連絡がありました。3年前 東京の展示会で知り合ってその後葛布を見に来てくれました。天衣臺に遊びに来てくれまして、我が家にも一泊してくれました。
当時彼女はダイハツのテキスタイルデザイナーの仕事をやってまして ミラなどの内装を手掛けていたそうです。その後スウェーデンに帰国しました。
 そんな彼女から展示会の案内がありましてびっくりいたしました。
東京、京都でおこないますのでお出かけ下さい。
彼女が天衣臺を訪れた時の写真はここ
http://www.kuzufu.com/kuzufuinfo02.htm

■シシリア・イェルム展 Swedish Textile Art
2003/11/8〜15 11:00〜18:00 日曜休廊
ギャラリーギャラリー 京都市下京区河原町四条下る東側 寿ビル5階
075-341-1501

■シシリア・イェルム展 Swedish Textile Art
2003/11/17〜22 10:30〜6:30
東京都中央区千疋屋ギャラリー
03-3281-0320

■織物のサラブレッド??
 昨日は静岡県の西部、福田町に行って来ました。
筬を作ってもらうために筬屋さんにいきまして 筬の作る工程などを見せてもらいました。
その後、コーデュロイハウスを見学に行きました。
福田町(ふくでちょう)は別珍コールテンの生産で有名で、活況時には2000軒の機やさんがあったそうです。
現在はすたれていますが、それでも200軒が稼働中という日本一の産地です。
 コーデュロイハウスは町はずれの川の近くにありました。もと、県の工業試験場後を福田町が譲り受け
別珍、コールテンの判りやすい展示をしています。手織機も3台あり、実演も出来るそうです。
奥の部屋には小幅のシャトル織機、大幅のシャトル織機、革新織機のレピアなど、動力織機が並んでいます。
手前の部屋には畝を切る機械がありました。
 古い建物でしたが織物をやっている人には大変興味あるところと思いました。

かく言う私の母 は福田町の出身。戦後祖父が別珍コールテンの機やを操業していました。
福田の母の実家に泊まると、一晩中織機の音が響いていたことを覚えています。
後を嗣いだ母の弟も数年前まで機やをやっていましたが、その後廃業してしまいました。
 思えば祖父といい、葛布を創業した父といい、私の周りは織物に関係していたのでした。
私は織物のサラブレッド??  

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メルマガ葛布通信 2003年11月3日号

■文化の日
 昔は明治節 戦後文化の日になったそうだ。文化的何々と言うのが昔流行りました。文化住宅 文化鍋 文化包丁・・・・
未来は過去、現在より必ず素晴らしいと単純に信じることが出来た時代でした。
 ・・・・・・ただ黙りこくってしまう私。
■友がみな、我より偉く見えし日は・・・・
昨日長い出張から帰ってきたら 妻が新聞広告を見せてくれた。
 中学高校と6年間一緒だった カワシマ君が載っていた。
静岡新聞に載ったのだが きっと全国紙にも載っていると思う。
一見 ハワイ原住民かと思うその容貌は生まれつきだ 生粋の日本人ではあるが・・・
数年前、UCCレギュラーコーヒーのTV宣伝に出ていたのも彼であった。
中学のころから背も高く、実家がコーヒー問屋だった為か、コーヒーが好きで体臭もコーヒーであった。やんちゃでイタズラ好きで いつも職員室の前に立たされていた。
 そんな彼が一念発起してコーヒーの専門家になるべく中南米に留学して行ったのは18才のころ。
その後頑張って、今ではアフリカ 中国 ハワイ ジャマイカのコーヒー園の総責任者になって世界をかけずり回っている。
 そんな同級生の活躍はとても刺激になる。 「わたしも頑張ろう」
画像1。新聞に載ったカワシマ君


画像2。

一昨年 展示会のため上京した際、ちょうどカワシマ君がハワイから着ていて同級生みんなで飲んだ時の写真です。左から カワシマ君 私 サル教授 悪田君。サル教授についてはHPで紹介しておりますが、その後京都の 某超有名国立大の教授に栄転。悪田君(もちろんあだ名)も某N医大の先生であります。
サル教授についてはここクリック
http://www.kuzufu.com/diary4.htm

■絣のお勉強
前号でお伝えしましたが、一週間京都カワシマテキスタイルスクールで経絣の勉強をしてきました。
が、とてもお見せ出来る作品ではなかったので 画像は載せません。とにかく織り以外のことを考えず充実した日々でした。受講生の皆さんも素敵な人たちで和気藹々とすごしました。
 近所に染め作家の柳生さんの工房がありましたので遊びにも行きました。柳生さんは臈纈染めなどの作品を作っています。昨年、今年と日本橋高島屋クラフト展でご一緒しました。
素晴らしい作品を作る、人柄も善い作家さんです。
 講座が終わってから 植物園近くの吉川商事に絹糸を見にいきました。いろいろな生糸を見せてもらって勉強になりました。その後歩いて 上加茂神社近くのアブリルへ。糸たくさんみてきました。
 その後四条河原町の高島屋で伝統工芸展に出かけました。染織作品も多く出品され、感動して帰ってきました。
 と言うわけで 今 燃えています。 今年は着尺を作るぞ!!!それも私が着る物。
もちろん 絣も入れます。吉川商事の生糸も使います。

■満天
NHKの朝の連ドラみたいですが・・・・「満天」葛布帯の名前です。
京都から帰ってくると良子が誇らしげに織り上げたばかりの葛布の帯をみせてくれました。
京都に行く前の日に二人で経て巻きした布です。
さも、得意そうに自慢するので、大して賞賛の言葉も掛けなかったのですが、
なかなかというか かなりというか 素晴らしい作品に仕上がっていました。
藍で濃く染めた生糸に同じく藍の生糸 藍の葛糸 生成の葛糸を緯糸に打ち込んだ作品です。
夜空に輝く星達をイメージしています。
心に残るというか 揺さぶると言うか そんな帯地になっていました。
 「満天」のデビューは今月25日からの静岡松坂屋での展示会になります。

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メルマガ葛布通信 2003年10月26日号

秋がほとんどなく もう冬ですね。
我が家では火鉢が活躍中。
ふろふき大根、鍋物には最高です。
今日から一週間京都カワシマに染織の研修に行って来ます。10月26日〜11月1日
京都に近い方、遊びの誘いを待っております。実はまだ荷造りも、準備もしていないのだ。
お問い合わせ、お誘いは 0908-180-8204 まで
 先週は家庭菜園にほうれん草、青梗菜、玉ねぎを蒔いた。もう、小さな芽が出ています。
■ブルガリアレクチャー
今年ワークショップに参加してくれた山本みさこさんのブルガリアの染織事情のレクチャーがありますのでご紹介します。彼女は海外青年協力隊でブルガリアにおいて、染色の指導をしていました。今年帰ってきたばかりです。メール文章そのまま添付します。
 ●お返事ありがとうございます。
わたしのレクチャーは
11月6日(木)午後一時より:川島テキスタイルスクール
11月7日(金)午後一時より:大阪成蹊大学

です。川島のほうが一般参加しやすいと思います。
内容は、染織を中心としたブルガリア民俗工芸の紹介、普通の人々の生活、若いアーティストの紹介、などです。
マテリアルはスライド、ビデオ、参考資料(本、写真、サンプルなど)です。

さて、機のお話しですが、はなっさきの下がっている理由は、一人の織り子さんに訊いただけなので、
客観的なものではなく、自分の想像が入っていると思われます。
ただ、ブルガリア内では、むこう下がり、むこう上がり、水平、の3種類の機が使用されていたそうです。
バルカン山脈に沿った大部分の地域では向こうが下がっているものが圧倒的に多く、南部のギリシャ国境
に近い山間部は水平、西部といくつかの飛び地で上がっているものが少し、と言う感じです。ただ、上がっているタイプのものは、
博物館でも見たことがありません。
ブルガリア民俗学の本に機の分布図があったので、今本文を探しています。(本文はコピーで、図はデジカメなので、
バラバラな上、行ったり来たりを繰り返しているので、まだ荷物を満足にほどいてないのです…)
参考までに典型的な機の写真を添付しておきます。開けると良いのですが。
これは主に経糸の見えない絨毯、壁掛け類を織っているので、シンプルに2枚綜絖、2本足ですが、かつては10何枚もの綜絖
を使って2重織りなどをしたり、ブラウスなどの絹や木綿の薄物も同じ機で織っていたとか・・・

からくりが面白いのは、山羊の毛を紡ぐ紡ぎ車です。車に太い綱が連動しており、そこに人間のベルトをくくりつけ、彼が後退すると
車が回り、一方糸も紡げる・・・ちょっと言葉のみでは説明が難しいので、今度写真を送ります。
おそらく、手工業が発達してきた段階で発生した職人用の機構と思われます。現在これを扱える職人さんが全国で一人しか残っておらず、
絶滅寸前の状態です。(レクチャーではビデオでお見せする予定!)

問い合わせ先は 
amayokasim@hotmail.com
まで ブルガリアレクチャーの件、村井から聞いたと一言書いて下さい。
私は11月1日までカワシマにいるのですが タッチの差で彼女に会えません。
織り姫と彦星の悲劇の様だと悲しんでいますが、彼女が悲しんでいるかどうかは定かではありません。

■放置プレー
 現在、私の織りかけの機は3台。
一台はバックストラップの四方耳のストライプ柄。開口が大変で 半分まで織って教室の壁にぶら下げてある。
一台はリジット機にミンサー帯 思い出しては織りはじめるのだが、之ももう半年以上織り上がっていない。
 以前居た研修生に「親方の放置プレー」と言われてしまった・・・・
最近、教室用の機、4枚綜絖に綾織りを織っている。 これも11月の中旬までは仕上がらない。之も合わせて
都合3台が糸を掛けたままであるが、私的(わたくしてき)には糸のかかっていない機があるととても寂しいのである。糸がかかっていると、機が生きているとか、感じるのである。ましてやバックストラップ機なんぞ、糸がかかっていなければ唯の棒である。早晩、息子達の戦争ごっこの道具か、ゴミとして捨てられてしまう。
 てな訳で 私の放置プレーはしばらく続きそうである。
 ちなみに 「放置プレー」?てどんなもの??彼女は教えてくれなかったけど・・・・

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10月になってめっきり寒くなりました。みなさん寝冷えには気をつけましょう。我が家では既に火鉢が活躍をはじめています。
■工房からの風
工房からの風 CRAFT IN ACTIONから帰ってきました。素晴らしいイベントでした。興奮まだやまず。
メルマガの読者 佐藤さんにはお初にお目にかかりました。吉田麻子さんには店番までしてもらいました。表さん目を輝かせて来てくれました。高田さんはバックストラップに夢中。萩谷さんも店番してくれました。グリンシン織りの鈴木さん、真木テキスタイルのパルバさんも来てくれました。
竹内さんも来てくれました。結構メルマガ読者 来てくれています。
皆さんご来場ありがとうございました。
会場の様子はここ
http://www.kuzufu.com/C.I.A.1.htm
 実は良子が来ることが出来なかったので 長女を手伝いに連れていきました。作家達の熱い熱気が
彼女の進路決定に役たつのではないかと思っているのですが・・・。受験では親も必死です。
■夏の糸
工房からの風に出展していた京都の橋本さん(青土)とお話が弾みました。
橋本さんは良く中国に麻の仕入にいくそうですが、中国では「夏の糸」といえば葛のこと大麻、苧麻はその亜流に位置していたとか。昔、昔のおはなしですが・・・・
確かに中国の織物の本を読むと BEFORE SILKには最初に葛が出てきます。
中国の古い青銅製の織物をしている像にも「葛布を織っている」と書いてありました。

 皇帝の位を平和裡に渡す「禅譲」では葛の衣を次の皇帝にかけたとか。
また、孔子の禮記にも「葛の衣は夏の衣料として最適であるが、透けて肌がみえるので気をつけるように」と載っています。
 どうも中国では シルク以前の中心的な繊維であったようです。
橋本さんによれば そんな大事な葛なのに 現代の中国では糸として用いず、ほとんどが漢方薬の葛根湯、葛粉として使われているそうです。
■亜麻の話
工房からの風で亜麻(リネン)の布を織っている斎藤田鶴子さんとお話をする機会がありました。
メルマガ読者の志乃ちゃんにも亜麻の作り方 聞いてきて欲しいとせがまれておりました。斎藤さんも直接亜麻から繊維をとりだしているのではないのですが、亜麻の産地は主に北国。ベルギーやアイルランドの亜麻が良いそうです。
 亜麻を刈り取り、まず乾燥。次に発酵過程があります。水の中につけて発酵するものと、草の上で発酵させる物があるそうです。その後 再度乾燥。たたいて芯、皮を落とすと亜麻の繊維が出来るそうです。発酵の違いによって、草の上で発酵した物はいわゆる亜麻色 水発酵はそれより上質の銀色となります。
 彼女は繊維から糸を紡いで織りだしますが、亜麻で作ったスカーフが圧巻。
シルクとウールの中間ぐらいの光沢。上質ウールの柔らかさ!!
今まで見たことのない素晴らしい質感の布でした。
ちなみに私もアイリッシュリネンのジャケットを持っています。が彼女の布には足下にも及ばない。
■小岩の夜
工房からの風は千葉の市川でおこなわれましたが、前日は都内 小岩にホテルをとって泊まりました。娘をつれて何かおいしい店はないかとさがすと、一軒だけとても混んでいる釜飯やがありましたので入りました。やはり良い店は地元の方がご存じ。
 鯨の刺身 殻付きの酢ガキ、松茸の土瓶蒸し、白子のポン酢和え、柳川鍋 鳥釜飯・・・とてもおいしかった。

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